『 JAZZとブツヨクとれんど 』で紹介しているジャズの名盤そして名曲を一覧にしています。ジャズとはアメリカの黒人社会から生まれた即興性の強い音楽とされますが、それでは幅が広がり過ぎますので特に

モダン・ジャズを中心に、哀愁に浸れるようなジャズの名曲・名盤を紹介します。聴き手のシチュエーションで評価は変わりますので特に順位・ランキングや甲乙はつけません。

ヴァイ・レッドアルバム『BIRD CALL』収録の「If I Should Lose You」

敬愛しているチャーリー・パーカーのようにと比喩したアルバム『BIRD CALL』。アルト・サックズ奏者でありながらのボーカリストVI REDD(ヴァイ・レッド)の『If I Should Lose You』ソウルフルな歌声と迫力の演奏で、当時のジャズクラブをノスタルジックに感じさせる。

Bird Call-VI REDD

ビル・エヴァンス&ジェレミー・スタイグアルバム『ホワッツ・ニュー』収録の「Love Theme from “Spartacus”」

タイトル曲の「ホワッツ・ニュー」は、もちろん最高なのですが、このアルバムの私のメインは、「スパルタカス」のテーマです。オリジナルは、スタンリー・キューブリック監督の1960年公開の映画「スパルタカス」。哀愁のピアノとフルートの絶妙のバランス泣きの共演。

ビル・エヴァンス&ジェレミー・スタイグ /ホワッツ・ニュー

チェット・ベイカー&ポール・ブレイアルバム『Diane』収録の「If I Should Lose You」

いろんなアーティストが、このスタンダードを演奏のみ、ボーカル入りと様々なスタイルで聴かせてくれますが、チェット・ベイカーの「If I Should Lose You」を今日は聴いています。「If I Should Lose You」が収録されているアルバム”Diane”は、チェット・ベイカー(tp)とポール・ブレイ(p)の終止デュオ、1曲のみボーカルも入ります。どこか、切なく寂しい感じが好きです。

チェット・ベイカー&ポール・ブレイ/ Diane

マイルス・デイビスアルバム『My Funny Valentine』収録の「My Funny Valentine」

マイルス・デイヴィスの名盤として、このアルバム「My Funny Valentine」もあげておきたい。1964年の二ューヨーク、リンカーン・センターでのライヴ盤。マイルス・デイヴィスが脂がのり始めた時期の一枚。スローからはじまり、リズムに乗せてくれる。

マイルス・デイヴィス / My Funny Valentine

マイルス・デイビスアルバム『Kind of Bule』収録の「So What」

「Kind of Blue」(1959) のような歴史的名盤については語り尽くされているので素人が今さらレビューするのはおこがましいのだが、録音後半世紀もたった今聴いてもやはりその内容の素晴らしさに圧倒される。ジャズに「様式美」や「格調」などというような語句は本来ふさわしくないのだが、このアルバムを聴くとどうしてもそういう表現を使いたくなる。

Miles Davis / Kind of Bule

チェット・ベイカーアルバム『Time After Time』収録の「Time After Time」

CHET BAKERのどこか寂しい、トランペットと歌声は、いつも哀愁に浸らせてくれます。この歌声も中性的と表現されていますが、まさにその通り。
チェット・ベイカーの人生そのものなんですかね〜。当初は、マイルス・デイビスを凌ぐ人気だったようですが、ドラッグに溺れ、喧嘩をして前歯を折り、華やかなトランぺッターから転落。生活保護を受けたり、ガソリンスタンドで働くまでなったようです。ディジー・ガレスピーの力添えで復帰を果たすも、オランダ、アムステルダムのホテルで謎の転落死。

CHET BAKER-Time After Time

キース・ジャレットアルバム『ザ・ケルン・コンサート』

キース・ジャレットの1975年のザ・ケルン・コンサート。僕は、いま静寂の中で聴いています。言わずと知れた名盤ですが、心の赴くままにキース・ジャレットが奏でているから、難しく考えず、そっと聴いてます。毎回そっと聴いていても途中から時折入るキースの気合いの声が気になります。ライブだから仕方ないっすね。

ザ・ケルン・コンサート

キース・ジャレット / ザ・ケルン・コンサート

マイルス・デイヴィスアルバム『いつか王子様が』

マイルス・デイヴィスの「 いつか王子様が 」”SOMEDAY MY PRINCE WILL COME”、このアルバムも名盤です。表題の”SOMEDAY MY PRINCE WILL COME”はディズニー映画”白雪姫”に使われた曲で、その後ジャズのスタンダード曲となりました。決してマイルスの曲が挿入歌ではありません。さかのぼる事、1937年ウォルト・ディズニーのアニメ映画『白雪姫』 の挿入歌が、ジャズ・スタンダードとなり、マイルスがアルバム・タイトルとして使用し1曲目に、この曲を収録しています。

Some Day My Prince Will Come

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