今日は、チェット・ベイカーの「time after time」を最初に聴いています。タイム・アフター・タイムというと、シンディー・ローパーを思い出すが、こちらは、1947年フランク・シナトラが最初に録音したジャズのスタンダード・ナンバー。

time after timeとは、何度も何度も、幾度も、繰り返しといったところ。毎日が、稲妻のごとく過ぎていく、時間はというと、小雨といったところかな。小雨降りしきる中に、稲妻がゴーと何度か鳴り響き、気づくと家に…。

Time after time
I tell myself I’m so lucky
To be loving you
I’m so lucky to be
The one you run to see
In the evening
When the day is through
I only know what I know
The passing years will show
You kept my love so young
So new
And time after time
You’ll hear me say that i’m
So lucky to be loving you

いつも自分に言い聞かせているんだ。君を愛せること、君の前にいるのが僕であるシアワセを。
一日が終わるとき、自分の気持ちをまた確かめるだけ。
何年経っても君が僕の気持ちを出会った頃のままでいさせてくれること
いつもそしてこれからも、僕がシアワセに思うってことを、君に話すんだ

CHET BAKER-Time After Time

チェット・ベイカー

CHET BAKERのどこか寂しい、トランペットと歌声は、いつも哀愁に浸らせてくれます。この歌声も中性的と表現されていますが、まさにその通り。
チェット・ベイカーの人生そのものなんですかね〜。当初は、マイルス・デイビスを凌ぐ人気だったようですが、ドラッグに溺れ、喧嘩をして前歯を折り、華やかなトランぺッターから転落。生活保護を受けたり、ガソリンスタンドで働くまでなったようです。ディジー・ガレスピーの力添えで復帰を果たすも、オランダ、アムステルダムのホテルで謎の転落死。下のYoutubeでのチェット・ベイカーのギョロッとした目に、前歯がない様子が伺えます。

チェット・ベイカーのタイム・アフター・タイムの収録アルバム

どこかでみたことあるジャケットですよね。全曲、チェットの歌声とトランペット。「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」、「バット・ノット・フォー・ミー」もいいですよ。

CHET BAKER / SINGS

CHET BAKER / SINGS 収録曲

  1. That Old Feeling
  2. It’s Always You
  3. Like Someone in Love
  4. My Ideal
  5. I’ve Never Been in Love Before
  6. My Buddy
  7. But Not for Me
  8. Time After Time
  9. I Get Along Without You Very Well
  10. My Funny Valentine
  11. There Will Never Be Another You
  12. The Thrill Is Gone
  13. I Fall in Love too Easily
  14. Look for the Silver Lining