よなよなジャズをかけながら、バーボンウィスキーを飲んでいる。バーボンは、アメリカ合衆国ケンタッキー州を中心に生産されているウイスキー。バーボンという名前の由来は、ケンタッキー州の郡のひとつがバーボンと名づけられて、そこで生産されたコーン・ウィスキーを言う。もっと遡ると独立戦争時、フランスの「ブルボン朝」がアメリカ側に味方したことに由来して、「ブルボン」が時間を経てなまって「バーボン」になったようだ。

バーボンウィスキーの定義

(1)原料の穀物中にトウモロコシを51%以上含むこと
(2)連続式蒸溜機でアルコール分40度以上、80度以下で蒸溜し
(3)さらに内面を焦がしたホワイト・オークの新樽で、アルコール度数62.5度以下で最低2年以上熟成したもの

香り高いと言う意味では、ホワイト・オークの樽の内面を焦がして、熟成しているところにある。

バーボンウィスキーの飲みかた

適量であれば、ウイスキー成分による血糖低下作用もあるらしいし、ジャズやブルースにもバーボンは、似合う。バーボンの飲み方も、いろいろあるが、自分がその時、できる飲み方が一番よい。まあ、バーに行ったときは、ソーダで割ったり、水で割ったりといろいろできるが、基本は、ロックかストレート、それが楽である。ストレートの場合は、チェイサー( 水 )があれば、強いアルコールを含んだ胃袋に、中和と言う意味で、水をのもう!
ストレートの事を、ニート、アップともいうらしい。

ニートとは煌めく、輝くというラテン語のニテーレが元になっており、これが転じて「濁りのない」「混じりのない」といった形容になったとされている。

バーボン・ウィスキー

バーボン・ウィスキー

映画の中から生まれる

こういうお酒の呼び名と言う意味では、 映画「007」シリーズの「カジノ・ロワイヤル」の中で、ジェームス・ボンドがマイ・マティーニとして飲んで有名になったジェームス・ボンド・マティーニ とは、「よくシェークして、深いシャンパン・ゴブレットで」とオーダーしていた事に由来する。

カジノ・ロワイヤル

カジノ・ロワイヤル

しかし、007の歴史をたどれば、ショーン・コネリーが、ウォッカベースのマティーニをシェイクせずにステアでと頼んでいた記憶がある。

ショーン・コネリー

まあ、何でも意味があるので、知っていて損はないだろう。