VI REDD(ヴァイ・レッド)の名盤「BIRD CALL」からジャズのスタンダード、『If I Should Lose You』
「あたながいなくなったら、星たちは空から落ちるでしょう。」
前回は『If I Should Lose You』 のスタンダードの原題となったミュージカル映画 『ROSE OF THE RANCHO』 の歌詞の内容を含めて、CHET BAKERの演奏を紹介いたしました。
今回はボーカルもの、アルト・サックズ奏者でありながらのボーカリストVI REDD(ヴァイ・レッド)の『If I Should Lose You』
「あたたがいなくなったら、木々の葉は萎み枯れるでしょう。」
いいですね。やっぱり詩のスケールが大きいです。
前半ソウルフル歌、後半は迫力のサックスで If I Should Lose You-VI REDD
アルバムタイトルの「BIRD CALL」は、直訳で「鳥の鳴き声、鳥のまね声、鳥笛」となり、「BIRD」は、チャーリー・パーカーを比喩している。
VI REDDからみれば、敬愛しているチャーリー・パーカーのように、みたいな意味がアルバムタイトルに含まれているのだと思います。
彼の作曲した中でも特に有名なブルース調の1曲。「Now’s the Time」も収録。個人的には「Summertime」も好きです。
- If I Should Lose You
- Summertime
- Anthropology
- The Things You Are
- I’d Rather Have A Memory Than A Dream
- Now’s The Time
- Just Friends
- Perhaps / Cool Blues
- I Remember Bird
- Old Folks
動画は、一番下にあります。
『 If I Should Lose You 』の詩(和訳)
あなたがいなくなったら
星たちは空から落ちるでしょう
あなたがいなくなったら
木々の葉は萎み枯れるでしょう
五月を迎えた小鳥たちも
悲しげな歌をただ繰り返すだけ
雨の音から逃れるように
私もあてど無くさ迷うでしょう
あなたがいてくれるなら
雪降る季節にもバラの花は開き
あなたがいてくれるなら
木枯しが吹くこともありません
私はあなたに愛を捧げて
夢のような日々を過ごしました
なのにあなたを失ったら
生きる意味などあるでしょうか