ジャズが好きなんですといったところで、どんなジャズ?いや、モダン・ジャズが好きです。マイルス・デイビスやビル・エヴァンスが特に好きですかね…。と答える私ですが、好きなアーティストも長い時代を生きて、いろんなことに挑戦しているわけで、肉体は老いるし、嗜好も考え方も生き方も変わる。特に好きなアルバムを時代にあてはめてみると、1950年から1960年前半までの期間のアルバムが特に心地よいような気がする。すると多少の誤差はあるんですが、モード・ジャズの期間にあてはまる。が、これ奏法・演奏の手法の一つらしいです。モード奏法の典型は、マイルス・デイビスが「Kind of Blue」のアルバムの最初の曲「So What」がそれです。コード進行とか演奏など縁のない私には、理解不能。なんですが、好きなアルバムやアーティストは、この時代を生きていて、この期間に演奏したものは、不思議と私にとっては心地よいと言うこと。アメリカの時代背景は、一般国民にとっては、戦後のゆとりがあげられるのでしょうが、ジャズ界の背後には、ギャング・マフィアなどが関係していて、薬物が横行していたようです。実際にチャーリーもマイルスもビルも…。1960年よりベトナム戦争突入。そんな内地でのクラブシーンを想像すると、良い音が生まれてきたのが頷ける。