Midnight Special/Jimmy Smith 寝ようと何度も試みるが、エチラームの効果もなくなってきたか…。真夜中には、ソウルフルなジミー・スミスのMidnight Specialで、焦らずジミー・スミスのブルージーで、ファンキーなオルガンで気分をあげよう。
最近は、必ずアルバムタイトルから、入るのも恒例になってしまったが、「Midnight Special」特別な真夜中って感じだから、落ち着いた寝静まった真夜中ではなくて、思いっきり、ニューヨークの夜を楽しもうって感じですよね。軽快で眠らない町で、カップルが楽しんでいるのが、想像できるって中学生の英語レベルで考えてしまうと、ジャケットなんかも、ちょっと残念だと思いがちですが…。
英語、というより表現方法なんでしょうが、実際は、
ミッドナイトスペシャル(The Midnight Special)とは、本来は夜行急行列車のことのようです。なんでも学習ですね!
と納得しながらも、theがついた場合とつかない場合で、つかない場合は、中学校レベルの直訳は、特別な夜中なんですよね。
「ミッドナイトスペシャル」(The Midnight Special)は伝統的なアメリカ民謡ですが、これに1934年にレッドベリー(Leadbelly1888年1月23日-1949年12月6日)が現在の歌詞をつけて今に至っています。この歌を知るうえの予備知識です。「ミッドナイトスペシャル」(The Midnight Special)とは、本来は夜行急行列車のことですが、この歌ではライトの光を意味します。ヒューストンから夜行急行列車が通り過ぎるとき、一瞬の間、シュガーランド刑務所(the Sugar Land Prison)を照らすヘッドライトの光のことです。間違いやすいのが、この列車に乗って外の世界へ走り出したいという解釈です。
てことで、Midnight Special/Jimmy Smith のジャケットが、電車に乗っているのがわかる。そこまで背景を考えると、夜行列車にのって新しい土地に向かう、これから出会うものに期待をこめて、躍動しているさまを描いているんでしょうね。夜中に騒ぐとかじゃなくて…。
でも、作り手の気持ちと、聞き手の感受性は、必ずしも合致することはないということで、私は、正に真逆な感じにとらえて聴いています。新聞屋さんのバイクが活動しはじめた。寝なくては…。