『ウェス・モンゴメリー・トリオ / A New Dynamic Sound 』は、1959年10月にリーバスサウンドスタジオでの録音、ニューヨークデビュー第一弾だが、このレコーディングの為に、ギターとアンプは先輩ギタリストのケニーバレルからに借りての録音だという。凄いですよ、所謂弾きなれたとか必要ないぐらいのテクニックってことになる。ちょっと録音状態があまりよくないように思えるが…。『ウェス・モンゴメリー・トリオ / A New Dynamic Sound 』ではスタンダードナンバーに織り交ぜウェスの作品「Missile Blues」「Jingles」も聴ける。テクニック的な事は、正直わからないですが、ウェス・モンゴメリーは、オクターブ奏法やコード演奏時以外左手小指が使わない事が特徴的で、親指のみによるピッキングの為、スライド、ハンマリングやプリングが多用して、独特のスウィング感に繋がるというのが、大きな要素のようです。ウェス・モンゴメリー以降のジャズギタリスト達はほぼ全てと言って良い程ウェス・モンゴメリーの影響下にあり、それそのものがジャズギターとしてのアイデンティティーを確立したようです。
ウェス・モンゴメリーの使用していたギブソン(Gibson)のギター、L5-CESには一弦側のカッタウェイ部分にハート型のインレイが施されていたのが特徴的です。
ウェス・モンゴメリー・トリオ A New Dynamic Sound
『ウェス・モンゴメリー・トリオ A New Dynamic Sound 』を聴きながら…。渋さを沁沁感じますw。ジェケットを見れば、構成がわかりますが、ギターとオルガンとドラムのトリオ。かっちょよい!