夏の終わりを肌で感じてきて、本日の通勤中のヘッドフォンから流れているのは、ジャズ。マイルス・デイヴィスが1969年に制作・発表したイン・ア・サイレント・ウェイ(In A Silent Way)。
このアルバムは、マイルスがエレクトリック楽器を導入しはじめた実験的なアルバムのひとつです。
エレクトリックとの融合と言う意味で、最も有名なアルバムは、「ビッチズ・ブルー」なんですが、「ビッチズ・ブルー」は、恥ずかしながら、よくわからないんですが、この「イン・ア・サイレント・ウェイ」は、入りやすくて心地よい。
牧歌的なIn A Silent Way(イン・ア・サイレント・ウェイ)
全てのジャンルにおいて、アルバムを紹介するのに聴き手に伝える所謂、能書き(ライナーノーツ等)があるんですけど、当然、参考にさせてもらっていますが、難しいものが多いい。例えば、このアルバムで言えば、牧歌的などという言葉をみかけたりするが、調べると→ 牧歌のように素朴で叙情的なさま。とでてくる。素朴はわかるが…。
エレクトリックなマイルス
マイルスのジャズ人生においてのエレクトリック楽器を取り入れ始めた初期の作品で、心地よくバランスよく融合されていて、聞きやすいかな(笑)
収録曲
- Shhh/Peaceful
- In A Silent Way/It’s About That Time
アーティスト
- マイルス・デイヴィス – トランペット
- ウェイン・ショーター – ソプラノ・サックス
- ハービー・ハンコック – エレクトリックピアノ
- チック・コリア – エレクトリックピアノ
- ジョー・ザヴィヌル – オルガン
- ジョン・マクラフリン – エレクトリックギター
- デイヴ・ホランド – ベース
- トニー・ウィリアムス – ドラム
追記
牧歌的について、掘り下げて調べて見ると
[形動]牧歌のように素朴で叙情的なさま。「―な風景」
叙情的を調べると
叙情という言葉は特に音楽の世界において用いられる場合が多い。叙情の旋律・叙情的な曲という表現は、この本来の意味に付け加え「物哀しい様子」を上乗せして語る事が多く悲しみ、哀愁、切なさという表現とは若干異なり、そういった単体の感情を超越した意識下にある、さまざまな感情が入り乱れた胸に訴え掛ける直情的な美旋律を指して「叙情的」と呼ばれる。「叙情的な曲」という印象を受ける曲調は大概、マイナー調で非常に深みのある美しさに対して、その様な印象を受けるケースが殆どである。
よって聴き手の気分をシリアスにさせる比率としては 叙情>哀愁>切ない という強度が成り立つ。哀愁であっても気軽に哀愁とは呼べない深い情緒が伴うもの、それが現代の一般論的な叙情性がある曲の定義ともいえる。
また、一般的にヨーロッパ地方のトラッドフォークに通ずるものや「静と動」の様式に則って構成された楽曲などに叙情的と呼ばれる楽曲が多く存在する。
よって、特にダイナミクスやドラマティックな楽曲構成を重んじられるクラシック、ニューエイジ、プログレ、ヘヴィメタルといった音楽ジャンルでは叙情の発生率は必然的に比率は高くなる
なんでも学習か、「聴き手の気分をシリアスにさせる比率としては 叙情>哀愁>切ない という強度が成り立つ。」
この部分だけでも勉強になった。
音楽もルーツは、クラッシックからなるわけだから、このような表現もありなんだと…。
もしかして、この辺(あたり)は、中学の音楽の授業でやったかもですね。