心情とは、情に心がついて、心情と書きますが、心情と情は、本来別物なようです。
意味や使い方は、後日時間があれば、掘り下げて紹介したいと思いますが、己の心情をどのように扱うべきか?
今回は、心情の意味を、簡単な「心の思いと」としてみると、生活において、人生において、はたまた歴史において、いろいろな事が起こりますが、心情が届かなかったり、第三者によって意図的に打ち消されたりすると、未熟であると投げやりになったり、己で己を傷つけたりと、負の渦に落ちていきます。いじめによる事件なども生徒の心情が指導者やクラスメイトに届かなかったりすると自虐的になってしまう。そう考えると心情とは、そっと心にしまっておく情という解釈もありなのかと、心の情を己以外、誰にも知る由がありません。戦後70年を迎えてメディアで活字や映像で今だから話せるとか、検証とか、まあ毎年いろいろな証言やドキュメントなどが紹介されますが、あの時代に生きた人たちの心情など、到底、私たちでは感じえれないのでしょう。戦争によって亡くなった方々の心情と、生き残られた方々の心情とが必ずしも同じ思いであったとは言えないような気がします。ただ若くして戦地で散った方々は、ただただ、無念であったと…。